学校の授業で、
貨幣や経済政策に関するレポートを提出することになった。
ブログでこんなことを書いてしまうのは、良くないんだろうけど、
考えをまとめるためにも、一度文章化しておきたい。
間違えている箇所もあるかと思うけれど、そのあたりはご教授いただければ幸い。
- なぜレーガノミクスなのか。
まず、なぜレーガン政権下における税制政策に注目したのかというと、
それはつい先日の民主党による法人税減税に端を発する。これは
レーガン政権下で行われたサプライサイド経済政策を連想させるもの(であってるよね?)
であり、概要は以下4つのポイントにまとめられる(出:ウィキペディア先生)。
- 財政支出の大幅削減
- 減税
- 規制緩和
- マネーサプライのコントロール
基本的に、日本が置かれている状況とは、あまり相性が良いとは思えないんだけど、
今朝のテレビ討論で、中央大学教授が、「レーガンの政策が東海岸の古く保守的なビジネス
を引き締め、一方で西海岸ではHPなどといったITによるイノベーションから端を発した
新たな産業が生まれてきた。」と言っていたことだ。
これらのどこが、新たなイノベーションの誘発につながるのだろう?
これらのどこが、新たなイノベーションの誘発につながるのだろう?
- イノベーションの誘発?
ウェブ上でその辺りの関係性を明らかにしてくれるような情報を一日中探していたが、
見つからなかった。思いつきで言っているわけではないと思うので、
なんとかリンクを見つけて、ファイナルレポートに載せこみたい。
ただし、調べてみてわかったことは、抑えておくべき時代背景があるということ。
それは、大きな政府から小さな政府への流れ。
そして、税制に関する累進課税制度の限界。
さらに、ケインジアン(需要サイドの経済)の失墜と、それに伴うインフレ抑制失敗。
レーガン大統領は、もともとハリウッドスターから大統領になった異色の人間で、
それが故に、政策に対する理解度などに関して疑問視する声も多かった(そのあたりは
現在のサラ・ペイリン共和党副大統領候補に通じるものがあるのかも)。
様々な資料を読むと、レーガノミクスに関する評価は真っ二つに分かれている
ところが興味深い。当然、政治的立場がリベラルか保守かという観点でも
フィルタリングがかかり、とても面白い。以下、80年代初頭、政策発表直後の
ミルトン、フリードマン対ポール・サミュエルソンの議論を転載。
結果として、レーガン政権が終わる頃には大幅は財政赤字を抱えていたとのこと。
政治的には意見が分かれるところだが、経済的にはお世辞にも褒められたものではなかったのではないだろうか。
ただし、調べてみてわかったことは、抑えておくべき時代背景があるということ。
それは、大きな政府から小さな政府への流れ。
そして、税制に関する累進課税制度の限界。
さらに、ケインジアン(需要サイドの経済)の失墜と、それに伴うインフレ抑制失敗。
レーガン大統領は、もともとハリウッドスターから大統領になった異色の人間で、
それが故に、政策に対する理解度などに関して疑問視する声も多かった(そのあたりは
現在のサラ・ペイリン共和党副大統領候補に通じるものがあるのかも)。
様々な資料を読むと、レーガノミクスに関する評価は真っ二つに分かれている
ところが興味深い。当然、政治的立場がリベラルか保守かという観点でも
フィルタリングがかかり、とても面白い。以下、80年代初頭、政策発表直後の
ミルトン、フリードマン対ポール・サミュエルソンの議論を転載。
〇「経済再建プログラム」の評価は? フリードマン:連邦支出削滅の詳細かつ包括的計画を高く評価する。 サミュエルソン:福祉国家を求める流れに訣別する試みであり、1920年代の不平等の 復活でインフレ問題は解決できない。
○財政の均衡化は可能か? フリードマン:提案されているのは税収のカットではなく、税率の引き下げであり、 これは税収の伸びを鈍化させるだけである。歳出はより低いペースの伸ひである。規 制緩和や安定的な通貨供給により経済が活発化し、財政にプラスに働く。 サミュエルソン:「税率は引き下げるが、歳出は削減しなくてよい」とは、ラッ ファーはインチキである。非国防関係支出の大幅カットにより、予算収支をバランス させても、次に景気後退をもたらすだけだ。
○連邦支出の削減は公正か? フリードマン:貧しい人々の利益を考慮している。 サミュエルソン:とても公正とは言えない。
〇減税は公正か? フリードマン:減税効果は広く行き渡る。公正の判断は客観的なものでない。 サミュエルソン:中流階層底辺以下の人々にとって公正でない。
結果として、レーガン政権が終わる頃には大幅は財政赤字を抱えていたとのこと。
政治的には意見が分かれるところだが、経済的にはお世辞にも褒められたものではなかったのではないだろうか。
- ラッファー曲線
ラッファー曲線とは、下図のような税率0−100%で見たときの税収の最適値を求める
曲線である。ただし、非常にシンプルなため、これだけでは一概に
良し悪しを断言するのは難しい。レーガノミクスについてよく語られる。
日本にお金が無いというのは部分的な話であり、企業も、203兆円と呼ばれる
曲線である。ただし、非常にシンプルなため、これだけでは一概に
良し悪しを断言するのは難しい。レーガノミクスについてよく語られる。
- 簡単なまとめ
日本にお金が無いというのは部分的な話であり、企業も、203兆円と呼ばれる
眠れる資産の使い道を必死に探しているに違いない、と考えているがどうなのだろう。
ひいては、1500兆円にもなる個人の貯蓄資産は、今後どのような道を辿るんだろう。
経済や金融に関して私はシロウトだが、経済や金融を通してみると、
いろいろと世の中のことが分かり始めてくる「感じ」がしている
(まだ全然わかっていないので、断言できないのが悔しい)。
自分の研究テーマで、イノベーションを誘発するような税政策(そんな夢のような
政策があれば)ぜひ勉強したいと考えているのでこれからも要チェック!
自分の研究テーマで、イノベーションを誘発するような税政策(そんな夢のような
政策があれば)ぜひ勉強したいと考えているのでこれからも要チェック!