「世界を変える」という言葉は特に魅力的です。
この話、若者に限った話ではなく、
色々な体験を通して「世界が変わる」体験をした人は老若男女問わず
いると思います。人間という生き物は、どこかでこの「世界」が「変わる」
ことを潜在的に欲しているとも言えるのではないでしょうか。
かくいう自分もその1人です。
2年前、「世界を変える」という言葉に惹かれて
仕事をしながら社会人大学院で修士課程プログラムを取得することにしました。
2年間、仕事が終わってから通う大学院、土日休みもなく、
必死に勉強し、晴れて、この3月、卒業を迎えることとなりました。
自分は、「世界を変える」ことが出来たのでしょうか?
まず、そもそも「世界を変える」って何なのでしょうか?
考えた結果、「世界を変える」には3つの段階があるのだと思いました。
1つ目には、「自分の世界観が変わる」ということ。
これは多くの人が経験していることでしょう。
身近な例で言えば、
「スゴイ人や本に出会って、考え方や世の中のものの見方が180度変わった」
といった経験はそれにあたると思います。
2つ目は、「人の世界観を変える」ということです。
これも少なくない数の人が経験しているかもしれません。
例えば、自分は大学時代に出会った友人や先輩たちに
「世界観が変わる」経験をさせてもらいました。
日本だけではなく世界の様々な人たち、色々な生き方、
人間関係など、かけがえのない経験ばかりでした。
最後の3つ目は、物理的に「世界を変える」ことです。
例えば、アップル社の作る製品のように革命的なモノをつくって、世界を変えてしまうこと。
例えば、今まで誰も到達できなかった宇宙のどこかへ行ってくること。
例えば、新しい概念をもった会社を作りだすこと。
将来の歴史の教科書に載ってしまうような、そんな出来事をやってのけること。
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大学院でのの収穫は、「自分を変える」ことが出来たのは勿論ですが、
「他人を変える」「世界を変える」ことが出来る人たちに出会えたことでした。
彼らのやり方を間近で見ながら、遠くない将来に向けて、
「自分だったらこうする」といった風に考えを纏めることが出来たのは
有益でした。