Sunday, September 5, 2010

レーゾンデーテル

大学時代の学部がリベラルアーツ(教養学部)だったこともあって、
「専門性の欠如」には深く悩まされてきた。
加えて、今現在通っている大学院も、文脈的には近いところにあり、
とかく「ジェネラル」な「何でも屋」について考えさせられる。

「何でも屋」がいけないわけではない。
ただし、抽象的な議論で終わってしまって、肝心の問題解決が出来なければ意味が無い。
特に自分の場合、こうした表層的な議論しか出来ない場合が多いので、その辺りは本当に
改善していきたいところ。
こういうとき、自分が薄っぺらい人間なんだなーと思い知らされる。
実装力。技術力。実行力。まだまだ足りない。

クーラーの効いた会議室で、恵まれた環境で、
自分のやりたい仕事をしているはずなのに、
何か満たされない、思いをしている自分がいた。
それは、自分をもっともっと成長させてくれる「何か」だったんだと思う。

確かな技術は一朝一夕で身に付かないことはよくわかっている。
そして、自分には何にも出来ないのも痛いほど良く分かっている。
だから、必死になって努力をしたい。
その為に、自分を追い込んでくれる環境に身を置きたい。
そんな思いで僕はこの春大学院の扉を叩いた。
自分の発想を具現化できる技術力、実行力、すなわち、実装力を身につける為に。

まだまだ暑い日が続くが、それに負けない暑い気持ちをもって、
自分のレーゾンデーテルを証明したい。