Tuesday, September 7, 2010

簡単にあきらめない


自分が飽きっぽいのは嫌というほどわかっている。
集中力が無いのも、地道に物事を続けるのも。
何かを成し遂げる為に必要なこと、続ける事。
継続は力なり。
そんなシンプルなことすら分からないほど、飽きっぽいのが自分というものである。


だからこそ、様々な分野、色々なこと、国々、人、行ったり、やってきた。
上手くいままで形にできたものは少ないけど、それなりに自分では満足出来るものもあった。
でも満足出来ないものもあった。
後から見れば、結局は自分の中では、「点」に過ぎなかった。
沢山トライした中での、多くのエラー。
いくら何でも失敗しすぎだろ、と思うこともしばしば。
そう、だけど、簡単に諦めてはいけない。


よく考えてみると、世の中、物事を諦める理由というのはそんなに無い気がする。
もし成すべきことが大きすぎるのであれば、分解して、出来る範囲のことからすればいい。
もし誰も賛同してくれないなら、会う人全員に考えていることを喋れば良い。
そうして行動してみると、意外と人は動いてくれたりする。一度目がダメでも、何度かお願いしているうちに心が動いたりもするのだ。


僕がこんな考え方をするようになったのは、ある人の話を聞いたからだった。
「この世の中に会えない人はいないし、出来ない事もない。
大企業でも小さな組織でもそれはあまり変わりはない。
要は、いかに自分の周りのリソースを最大限に活用するかということ」
典型的な「サラリーマン」という生活やライフスタイルにとけ込むことに違和感を感じ始めていた自分は、
このように論されて心が踊った。
それからの数ヶ月はまさにトライアル&エラーの連続だった気がする。
失敗しすぎて、少し落ち込む時期もあったくらいだった。
だけど、自分のように、大学を卒業してもまだ、学ぶ機会を得られるというのは
誰にでも与えられていることではない。
多くの人は失敗をすることすら許されていないのだ。
だから、僕は失敗をし、それから出来るだけ多くの事を学ぼうとし、
そして、また失敗をし、立ち直り。。。その延長線上に今もいるのだと思う。


ただ闇雲に失敗していても意味が無いことを知ったのは、また別の人の言葉だった。
「どれだけ頑張ったって、結果が出なければ何の意味も価値もない。グループアサイメントのチームワークと言ったって、
結局、何よりチームの連帯を高めるのは結果だよ」
と論されて、ハッと気付かされた。
どんな完璧な計画も、実行されなければ何の価値も生み出さないのと同じように、
どんな素晴らしいチームワークも、結果を残さなければただの仲良しグループと同じだ、ということである。
それからはとにかく「結果」にこだわり続けている。
どんな思想も、どんな純粋な思いも、どんな完璧な理論も、日の目を見なければそれは何の意味も価値もないのだと。