Friday, February 19, 2010

一杯のグラスから

いま、食卓のテーブルには500mlのアサヒビールの缶が2本並んでいる。
両方とも缶の中身は空だ。
日常的にお酒を飲まない自分が、なんだか一杯やりたくなって
駅前のキオスクで買ってきた。

テレビには、国母選手や青野選手の男子スノーボードハーフパイプの結果が
映っている。
そういえば、数年前に、福島で日産X-Trailの通訳をしたときも
見た気がするな。
(あのときは、初めてスノーボードも体験出来て本当に良かった。)
ショーン・ホワイトは、間違いなく覚えている。
通訳の仕事の合間を縫って行った、彼のハーフパイプ。
最初のジャンプ(多分専門的にはちゃんと名前があるのだろうけど)
が、驚くほど高くて、
そしてその後に繰り出される技の数々が、あまりに圧倒的で。
素人ながら(素人だから?)「スッゲー、ハンパねー」とのたうちまわった
そんな思い出。

時計の針をいまに戻そう。
ショーンホワイトは、トリノに続く、2大会連続のゴールドメダリストとなった。
50点満点中、48点(正確にはわからないが)
をたたきだした、最後の滑り。

Breath-taking=息を奪う
とはこういう事を言うのだろう。

正に、人間の進化の可能性(飛躍し過ぎ?)を感じるとともに、
「人の心を揺さぶる」体験に、興奮した一夜だった。